ほっつき歩記放浪記 (三郡山地) 草ヶ谷、ナメ滝、大滝
草ヶ谷滝巡り2
(大滝まで)

(2011年2月23日)

昭和の森のバンガローの駐車場から草ヶ谷ダムの方へ進む。
草ヶ谷ダム入口
草ヶ谷ダムの入口にはゲートがる。小さい方のドアには鍵が掛かっていないのでそこから入るか、または、右から回り込むことも出来る。ドアから入った場合は必ず閉めておくこと!
草ヶ谷ダム貯水池の縁を通る林道の入口付近は崩壊の恐れがあるので注意。
一本松林道終点
草ヶ谷ダム方面からの林道はここで終点になる。左へ延びている道路は堰堤作業用の道路で少し行ったところで終わっている。ここから標識に従って右の沢を渡る。
沢を渡って杉林の中を登ると林道に出る。右へ行くと河原谷の林道に合流する。目的の谷へは左へ進む。
林道終点
林道はヤブに突き当たって終点となる。今まではそこから藪の中の踏み跡を辿り、途中小谷を横断して進んでいたが、今日は手前から左へ分岐している作業道を通って堰堤から谷へ入ることにする。
作業道の先には真新しい堰堤ができている。今日はここから沢沿いに進むことにする。
堰堤の上流は岩と倒木で荒れているが何とか歩けそうだ。
二俣
大釜の手前で右から支谷が合流する。この谷は林道終点から藪の中を進んだ時に横断する小谷である。
大釜
小さな段差から流れ落ちる澄んだ水が広がっている。最初に出会う印象的な景色だ。
大釜から右へ上がると林の中に踏み跡が付いている。ここからナメ滝の下の堰堤までは踏み跡を辿ることにする。
ナメ滝の下にある堰堤。
堰堤からは再び沢の中を進む。程なく前方にナメ滝が見えてくる。
ナメ滝
小さいながらも綺麗な曲線を描いて流れ落ちている。木の間から差し込む光の具合で滝の表情が変わる。滝の上部にも小さな段差が幾つかあってそれぞれに釜が出来つつある。
ナメ滝の滝壺は丸いポットホールになっている。深さもかなりありそうだ。
ナメ滝からは、また、林の中の踏み跡を辿る。ナメ滝の上には、もうひとつ堰堤があり、堰堤の少し手前には炭焼き窯がある。
堰堤は右端を越える。
堰堤を越えるとちょっとした崩壊地があったり倒木があったりする。堰堤の上から沢の中を進むことも考えられるが、結構な難路なのでやはり踏み跡を辿ったほうがよいだろう。
すぐにまた明瞭な踏み跡が現れる。
谷の出合い付近は荒れていて、踏み跡も藪の中へ入り込んでいる。
堆積した岩の上に木が生えてその木に蔓が巻きついて藪になっている。谷の流れはこの藪の向こう側を流れている。
上からかぶさってくる木の下を潜って進む。
石の壁に突き当たったら左から回りこんで行く。
倒木は誰かが処理してくれたようだ。
藪を抜けると右前方に大きな岩が見えてくる。この岩は尾根の突端で、この向こう側を別の谷が降ってきている。
谷の出合い付近には幹の上下2箇所に古い赤テープが2本づつ巻かれた木が立っている。ここは、尾根をトラバースして河原谷へ向かう道(不明瞭)の分岐点でもある。
左側には沢が流れている。ここからは右岸に踏み跡らしきものが見えるが木が茂っていて歩きにくい。左岸はゴロゴロした岩と倒木でこちらも難路だ。ここは思い切って沢の中を進み、どうしても歩けないところだけ高巻くことにする。
沢はゴロゴロとした岩の間を流れている。
時には倒木が横たわっていたりもする。とにかく通れるところを探して進む。
赤い岩(1)
小さな段差を流れ落ちた水が平べったい赤茶けた岩の上を広がりながら流れている。
斜滝
ゴツゴツした岩の上を斜めに流れ落ちる滝。結構迫力がある。
赤い岩(2)
前出の赤い岩(1)より滑らかではないが、岩の上から流れ落ちる水の勢いが印象的だ。
この近くでも炭焼き窯の跡が見られる。この谷には炭焼き窯の跡が沢山あるようだ。
岸壁通り
左岸に大きな岩がせまってくる。この岩の壁はしばらく続く。木に隠れて見えないが、この辺りは右岸の斜面にも岩の壁が連なっている。
柱状の岩が岸壁に寄りかかっている。この岩の下を通り抜ける。
その先にはポツンと佇む岩が。。。
岩の上には根こそぎ倒れた木が見えている。ここ数年は冬の雪害で倒木や折れた木の枝が目立つようになった。頭上にも注意を払わなければならない。
岸壁通りを抜けると巨木が目立ち始める。
樋の滝
岩を削って出来た樋状の窪みを一直線に水が流れ落ちている。
樋の滝を過ぎると谷は広くなりゴロゴロした岩のあちこちに巨木が見られるようになる。
左岸には傾斜が急で険しそうな谷が見える。
右岸を見ると岩の上に枝を広げた巨木が立っている。
周りに落ちている葉を見るとブナのようだが、近づくと本当に大きな木だ。
太い根でがっしりと岩を抱え込んでいる。
右岸にはもう一本岩の上に立つ巨木がある。近づいてみると、この木もかなり大きい。右岸はこの巨木を過ぎると崩壊してブッシュ化しているので左岸へ渡ったほうがよい。
こちらは左岸の巨木。左岸沿いに進むと大きな岩が並んでいてその上に巨木が立っている。
この辺りで谷が合流しているようで、岩の後に谷が隠れている。
岩を過ぎたところにも谷が降ってきていて、ここにも太い根を持つ巨木がある。
右岸の方に目を凝らすと、そこも谷の出会いになっているようだ。この谷は頭巾山コースの山頂から昭和の森の方へ降った小鞍部から降りてきているようで、広く明るい谷であるが入口付近は流木とイバラで覆われている。
左岸の方は杉林がせまってくる。この辺りは広くて分かりにくい。また、谷の左岸を行くか右岸を行くかで印象がまったく違うので注意だ。
とりあえず、水流に沿って登って行く。
右の杉林は雪害だろうか、悲惨な状況になっている。
大滝入口の二俣
岩の段差の両端を水が流れている。赤丸の所に滝が見えている。こちら側が左俣で見えている滝は大滝の下段の滝である。
こちらは右俣で赤丸のところには炭焼き窯の石組みが見えている。右俣はP856辺りから降ってきている。
大滝入口の二俣の様子
大滝(下段の滝)
下段は滝の手前に木があって下の方は見えにくいが、結構高さがある。ここは右から高巻いて行く。
大滝(中段の滝)
中段は斜めに緩やかに流れている。この日は雪の重さに負けた木々がかぶさっていて見通しづらかった。
大滝(上段の滝)
これがメインの滝である。絶壁を流れ落ちる姿は圧巻だ。
上段の滝の上へは右側の岩の左下を登って行く。岩の下へ回り込むところが少し狭いので、危険を感じるようだったら岩の右上を高巻いて行こう。
登る途中から見た景色も迫力がある。
滝の上から見るとこんな感じだ。
こちらは反対側から覗いたところ。
大滝の上で昼飯にする。最近手に入れたNEWアイテムのジェットボイルはなかなか活躍している。



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