ほっつき歩記放浪記 (川辺川源流の尾根を周回縦走) ウードヤ山、五家宮岳
樅木からウードヤ山と五家宮岳(1日目)
(2009年10月30日)

駐車ポイントから泉八小前の神社の鳥居まで車道を歩いて、いよいよ山道へと入っていく。
鳥居から斜面に付けられた急な道を登ると祠がある。ウードヤ山へはこの祠の裏側から尾根沿いに登ることにした。
途中で黒いパイプを敷設した踏み跡が尾根を横切っている。
少し登ると、また、踏み跡が横切っている。こちらの方が明瞭なので、おそらく地図上の破線の道であろう。
樹間から朝陽を浴びたピークが見える。1241mピーク辺りだ。
尾根上には自然林や人工林が現れるが、とにかく傾斜が急だ。
買ったばかりのオスプレー・バリアント52を背負って急な尾根を登って行く。
一旦平坦になったところには大きな松の木があった。
笹はあっても背丈が低く、それほど障害にはならない。
時折、樹の間から紅葉が見える。
そして、ついに紅葉した背の高い木々が現れた。
1241mピーク
ここには特に何も無かったように思う。
右手には烏帽子岳が見え隠れする。
1241mピークの少し先で埋設されている黒いケーブルが露出していた。
左手にはおそらく保口岳辺りだろうか。。。
さっきの黒いケーブルの正体はこれのようだ。「CATV線路増幅器」と書いてある。ケーブルテレビの線だとすると一体何処から引いてきているのだろう。
次第に紅葉も鮮やかになってきた。。
ウードヤ山の山頂直下。南西側は明るい林になっている。
山頂の茂みの中にテレビアンテナのようなものが見える。
ウードヤ山山頂(1355.7m)
三等三角点がある。裏返しになった金属板は山頂表示である。なぜか、三角点の上にパイプを折ったものが突き刺してあった。
ウードヤ山山頂から五家宮岳方面への登山道(?)。右側のボックスに矢印で道標が書いてある。山頂から平家の里へ降る道が南西方向へ降っているようだ。BOXに書いてある「五家原岳」は「五家宮岳」の間違いであろう。
ウードヤ山山頂から五家宮岳方面へ進むとすぐにこのような状態に突き当たる。おそらく何処かに踏み跡があるのだろうが、とにかく猛烈な笹藪で重荷を背負ってここを突破する元気は無い。
尾根の左下(西側)に林道が通っているという情報を事前に得ていたが、確かにそれらしいのが斜面を横切っている。
後を振り向くとウードヤ山が毛糸の帽子をかぶっているように見える。林道が通ってる様子から見て、山頂から南西へ降った方が林道へ出やすかったのではないだろうか?
林道から見上げる尾根の上にはまばらに木が残っているが、立ち枯れているようにも見える。
途中に、「ブナの里帰り」と書いた標識があった。
林道を歩くほっつき歩き。
林道から西側の景色。
帰ってから地図と照らし合わせてみたら、右奥から大金峰、小金峰、中ほどには保口岳、左の遠くには白髪岳や国見山が見えているようだ。どれも、なぜか足が向かず、登っていない山々だ。小金峰の山腹を横切っている林道は地図には載っていないようだ。
ザックを置いて五家宮岳への取り付きを捜しに行く。尾根を回り込むと林道は降りだし、前方には五家宮岳らしいピークが見える。(五家宮岳はあのピークの向こう側にあったようだ。)
ヒノキの植林帯の中を通って稜線へ登ることにする。途中までは下草も無く順調だったが。。。
木の下に一面苔が生えている。ヒノキの枝も低くなってきた。
ついに笹藪に突き当たった。慎重に踏み跡を捜すと笹の中にかすかにそれらしい痕跡があったので、そこから笹の中へ踏み込んで行く。
視線を低くして見るとこんな感じで踏み跡が続いている。
稜線に上がると赤テープが現れた。ウードヤ山方面からの踏み跡があるようだ。
笹の上には紅葉した巨木が枝を広げている。木の名前などを書ければいいのだが。。。
五家宮岳山頂の手前(実際はもうひとつ手前のピークの手前)で道が分からなくなったが、引き返してよく見てみると、かすかな踏み跡があり、笹に赤テープが付けてあった。ここは、左へ広い踏み跡が延びているので注意だ!
また、こんな感じのところを進んで行く。
五家宮岳(1538m)
笹と苦闘の末、ようやく五家宮岳の山頂に辿り着いた。最初、山頂標識が無いので不思議に思っていたら近くにひっくり返っていた板にブルーの文字で「五家宮岳」の表示があった。
五家宮岳から北へ降った所に落ち葉で埋め尽くされた広い空間があったので今日はここにテントを張ることにした。
ふかふかの落ち葉で、快適な天場だったが、風が吹くたびに散ってくるホオノキの葉がビックリするほど大きな音を立てるのには閉口した。


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