ほっつき歩記放浪記 (雷坂と雪の「山池」湿原) 「山池」湿原
雷坂と雪の「山池」湿原
一日目(その1):雷坂登山口から上の小屋谷分岐まで

(2012年12月31日)

ここが今回のスタート地点です。上の小屋谷に架かる「ひらせばし」を渡った所に一軒の廃屋があります。この廃屋の左側に空き地があるのでそこに車を停めさせてもらいました。
道路の右側を耳川が流れています。
雷坂登山口
廃屋の先の小谷の入口が雷坂の登山口になります。入口には木の幹に白と黄色のテープが巻いてありました。
谷底の狭い窪みを登って行きます。前方に倒木が折り重なって谷を塞いでいる手前で左の杉林へあがります。
荒れた竹林
杉林を右へ進むと荒れた竹林へ入ります。尾根の鞍部へ向かってこの竹林を突破すればよいのですが、ほとんど竹藪状態で結構大変です。竹林の中に白のテープでルートが示されていたようですがこの日は気づきませんでした。(写真は翌日降るときに撮影)
鞍部
登り上げた尾根は鞍部になっています。今日登りあげた所には「三方界国有林150林班ろ小班」の標識が立っていました。
鞍部から向こうに見える尾根を登って行きます。行く手に木の幹に巻かれた赤テープが見えます。本当はこのテープの所へ登ってくるはずだったようです。。。
「境界見出票」が取り付けてありました。下の方に熊本営林局と書いてありました。途中には九州森林局のものもあります。しばらく竹林の道を辿ります。
竹林を抜けると登山道にしては広い道が現れます。この道は昔熊本と宮崎を結ぶ道だったそうで、尾根の真上を避けて、急な所はジグザグに作られています。
大岩
前方が少し開けた所の左側に大きな岩があります。この岩は登山道から上はそれほど高くないのですが、裏側は絶壁になっているようです。おそらく上の小屋林道から見れば切り立った岸壁が見えるはずです。
登山道はこの岩の下で尾根を回り込んで行きます。(写真は振り返って写したものです。)
アンテナ
大きな岩からジグザグに登って尾根に出た所で松の木がぽっきりと折れていました。その松の木の下には壊れたテレビアンテナが放置されていました。登山口の廃屋のテレビアンテナだったのでしょうか。。。
山の神
P858を右側(東)から巻き終えると登山道の右側に斜めに立つ松の木が見えてきます。この松の木の根元には赤と白の御幣(?)とペットボトルや瓶に入った飲み物をお供えしてありました。
倒木の根
倒れた木の根が露出しているところで道が消えているように見え一瞬とまどいますが、木の根を越えるとまた明瞭な道が続いています。
P1154(雷坂)へ登って行く尾根は傾斜が急な所はジグザグに道がついています。ここの登りにはジグザグに登る所が2箇所あって、いずれも右の植林帯の中を登って行きます。
ジグザグに登って傾斜が緩やかになると、尾根を越えて反対側を進んでいきます。ジグザグの登りが終わるところは尾根が合流しているところのようです。
浅い窪地
2か所目のジグザグの登りが始まる手前の尾根の右側には低い尾根に挟まれた浅い窪みが降っています。おそらくこの先は谷になっているのでしょう。特徴的な地形なので位置の確認に使えそうです。
ピンクのテープと通行止めの踏み跡
2か所目のジグザグが終わるとP1154(雷坂)の南西斜面からP1281(がっかり)の南斜面をトラバースしていきます。この区間は道幅が少しせまくなり、崩壊地などもあってちょっと集中しなければなりません。ちなみにこの写真の所はピンクのテープの右側から登って来たのですが、左側からも踏み跡が合流しています。左側には木の枝で通行止めの印がしてありますが、もう少し雪が積もると分からなくなるでしょう。降りは要注意です。このようにどこから来たのだろうと考えてしまうような踏み跡の合流がところどころでありました。後で思うと本来はジグザグに登ってきていた所にショートカットができてしまったのではないでしょうか。。。
崩壊地1
このコースには危険と感じる所が2箇所あります。そのひとつがこの崩壊地です。斜面が崩れて登山道が消えています。目を凝らしてじっくりとルートを読みます。
なんとか渡って後ろを振り返ります。斜面についた黒い軌跡が私が横切ってきた足跡です。
崩壊地2
これは2箇所目の崩壊地です。最初の崩壊地より距離は短く、岩が露出しているので足場はなんとかあります。しかしバランスを崩したり、濡れた岩で滑らないように注意しなければなりません。崩壊地の先に赤テープが見えます。
崩壊地を過ぎるとまた広い道が現れます。
ピンクのテープ
これはP1281(がっかり)の南斜面にあるピンクのテープです。登山道はここから右へジグザグに登って谷を横切って行きます。
植林帯の谷
P1281(がっかり)の西側の植林された谷辺りも分かりにくいので注意です。
この谷には登ってきた方から直進する踏み跡が付いています。この道はもしかすると隣の尾根経由で登山道に合流するのかもしれません。
しかし、登山道は白とピンクのテープの所から右上へ折れています。
右へ折れて進むと右から別の踏み跡が合流しているように見えます。写真では分かりませんが真ん中の木に赤テープが巻いてあります。ここは左へ登って行きます。
すぐ先でさらに左へ折れると、谷の上部を横切って行きます。崩壊してちょっと道が細くなっているところがあるので注意しながら進みます。この少し手前で右へ踏み跡が付いていましたが、あれは尾根へ上る道だったのかもしれません。
(ここまで植林帯の谷
上の小屋谷分岐
やっとP1154(雷坂)からP1281(がっかり)のトラバースが終わり尾根上に出ました。帰ってから調べてみたら、ここは標高1295m辺りで国土地理院の地形図に描かれている破線より少し南側だったようです。国土地理院の地形図では白とピンクのテープがあった谷辺りから尾根へ上るようになっています。谷の上部を横切るときにそれらしき踏み跡が一箇所だけあったような気がします。
上の小屋谷分岐からは左(南)の尾根へ明瞭な道が付いていて、点々とピンクのテープも付いています。この道はおそらく地形図に記載されいている上の小屋谷へ降る破線の道でしょう。Google Earthで見るとこの道が上の小屋谷へ降ったところ辺りまで上の小屋林道が延びています。雷坂の登山道はこの分岐から右へ進みます。今日はここで昼飯休憩にしました。


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