柚須原から頭巾山・三郡山 → 写真レポート コース図 戻る

【日時】  2005年8月7日(日)
【天気】  晴れ
【コース】 駐車ポイント(7:15)→(7:30)登山口(林道終点)→(渓流コース)→(8:11)仏頂山分岐・奥の滝(8:20)→(8:33)天の泉/頭巾山コース・三郡山直行コース分岐(8:37)→(天の泉/頭巾山コース)→(9:08)天の泉コース・頭巾山コース分岐(9:12)→(頭巾山コース)→(9:37)縦走路(9:40)→(9:45)頭巾山山頂→(10:10)三郡山山頂(10:45)→(三郡山直行コース)→(11:40)天の泉/頭巾山コース・三郡山直行コース分岐(11:45)→(途中昼飯休憩)→(尾根コース)→(13:00)駐車ポイント

 一昨日、柚須原から三郡山へ登ったが、「天の泉コース」と「三郡山直行コース」は正直、どこを歩いたのか良く分からない。もう一度、コースを確認しながら登ってみようと思う。
今日は「頭巾山コース」を登り、「三郡山直行コース」を降ることにする。


7:15 駐車ポイント発。
 堰堤下の橋のところに車を止めて出発する。橋から少し引き返したところで左の林の中へ登る踏み跡が付いている。登山口へ向かう林道への近道だ。すぐに上の林道に出る。林道は狭く、車一台が通れるほどしかない。車止めのチェーンを過ぎると右側は間伐した植林帯で、左には沢が流れている。ヒノキに赤いテープが付いているところから左の沢を渡って仏頂山方面へのコースが分岐している。林道はやがて終わり、山道へと入る。ここが三郡山、頭巾山コースの登山口である。


7:30 登山口(林道終点)。
 山道へ入るとすぐに枝沢を渡る。「仏頂山より宝満山に至る」と書かれた白い大きな道標がある。矢印は右側を指している。ここは、「渓流コース」と「尾根コース」の分岐点である。直進すると「渓流コース」で、「末広の滝」などがある。右へ進むと「尾根コース」である。ここは、前回と同じく「渓流コース」を進む。

分岐から沢沿いに進むと左側に滝が見えてくる。高さはないが滝壺は浅く広い。ここは、右側をから巻いてロープで登る。滝の上を右岸へ渡ると今度は右前方に「末広の滝」が見えてくる。滝の下を渡って滝の右側の岩壁をロープで登る。滝の上は滑らかな岩の上を階段状に水が流れている。右側を進むとすぐに沢を横切ってロープが張ってある。ここで右岸へと渡る。
左からガレ沢が出会い二俣になった所を渡り、右の沢の右岸へと進む。この沢は上で合流している。右の沢を渡るとすぐに右から「尾根コース」が合流する。


7:55 尾根コース合流。8:00発。
 「尾根コース」と合流してすぐに右岸へ渡ると「段々小渕」を過ぎ、白い大きな案内板が表れる。矢印は右の沢を指しているが、手書きで「8m先を渡る」旨の書き込みがある。どちらを渡っても上で合流するが、8m先のほうが渡りやすいだろう。沢を左岸へ渡って、すぐに、また右岸へ渡り返すと、しばらくで、また、白い案内板が見えてくる。今度は矢印は左を指している。

8:10 仏頂山分岐。奥の滝入口。8:20発。
 ここは仏頂山方面へ向かうコースへの分岐で、左の斜面を登り、尾根を越えると仏頂山へ向かうコースに合流する。また、右の沢を渡って、さらに奥の沢には「奥の滝」がある。チョッとだけ「奥の滝」に寄ってから三郡山方面へ向かう。

木を2本束ねて作った短い桟道を通って、大きな岩がゴロゴロした沢のなかを進み、左岸へと渡ると斜面を斜めに登って尾根を越える。右下に沢音を聞きながら尾根を巻いて進み、窯跡の先で枝沢を渡ると流木が積み重なったところでまた沢を渡る。ここは2つの沢が合流しているところであり、渡った先は右側が崩壊地で上が開けている。崩壊地の下を通り、林の中へ入ると沢の左岸に分岐の標識がある。天の泉・頭巾山方面への分岐である。

8:33 天の泉/頭巾山コース・三郡山直行コース分岐。8:37発。
 ここで三郡山方面と天の泉・頭巾山方面に分かれている。三郡山方面へはこの沢沿いに登って行く。天の泉・頭巾山方面へは、ここから沢を渡って尾根の反対側の沢沿いに登って行く。

今回は頭巾山へのコースを歩くので沢を渡って尾根を回りこみ左側の沢の上部を登って行く。沢に突き当たったところで、沢を渡り、右岸沿いに登って行く。渡渉点には白のリボンが木の枝に結んである。ここは二俣になっていて2つの沢の真ん中から右の沢の右岸へと進んで行く。窯場が跡があるところで右の沢から離れて左へと向かう。ここには「三の窯場跡へ」と書いた標識がある。倒木で荒れた沢に出ると右上へ登り尾根の左斜面を行く。倒木の間に「三の窯場跡」の標識が埋もれているが窯場跡は見当たらない。右から降ってきた小沢を渡ると、この小沢の右岸を登りすぐに渡って尾根上へ向かう。小沢を渡った辺りは比較的広くなっていて直進しそうになるので注意だ。渡ってすぐに右へ曲がると左の木に赤いテープと木の標識がある。

尾根を越えて尾根の右側を登って行くが、右手には苔むした岩の上にお地蔵さんのような特徴のあるケルンが乗っかっている。右の沢に突き当たる辺りに窯場跡があり、その右側に分岐の標識がある。天の泉方面と頭巾山方面への分岐である。


9:08 天の泉コース・頭巾山コース分岐。9:12発。
 沢の右岸を直進すると頭巾山方面へ、右へ沢を渡って行くと天の泉へ向かう。今回は頭巾山コースを登ることにする。沢水は少なくなり、岩が多くなってくる。窯場跡のところで二俣になり、右の沢を渡るとロープの急登を登り尾根に出る。尾根上を登って行くと、右の谷の突き当たりの少し手前で右側に赤いテープが付いている。これは天の泉へ向かう踏み跡で、前回、天の泉から降ったときに迷った場所だ。

そのまま尾根上を進むとすぐに分岐があり、右へ三郡山、左へ頭巾山への表示がある。右は天の泉と頭巾山入口の中間辺りの縦走路に出る。ちょうど「宝満・三郡のシデ林」の案内板がある辺りだ。
左へ進むとすぐに縦走路に出る。頭巾山入口から三郡山方面へ降った小広い平坦地で、ぶなの木と「三郡山頂まで五〇〇m」の標柱があるところだ。


9:37 縦走路。
 縦走路を西へ登って行くとすぐに頭巾山への入口がある。ここから右の林の中へ入って行くと2、3分で頭巾山山頂に着く。


9:44 頭巾山。9:47発。
 頭巾山は、標高は901mで三郡山地では三郡山に次いで高い山である。西側から見ると三郡山よりも目立っている。この辺りには宝満城があったと言われていて、そう言われれば辺りには人の手が加わったような地形もある。林の中の静かな山頂で、露岩の上に古い標識がポツンと立てかけてある。山頂を横切って昭和の森へ道が降っている。昭和の森まで1時間ほどで降ることが出来る。尾根道なので水害の影響も少なく割りと安定したコースである。

頭巾山から縦走路へ引き返し、三郡山へ向かう。柚須原への分岐から来た道を戻り、三郡山分岐へと入ってみる。2分ほどで「宝満・三郡のシデ林」の案内板の近くの縦走路に出た。
三郡山へは縦走路を東へ向かう。天の泉の入口を過ぎて急登を2回こなすと、九州自然歩道の案内板とベンチがある。左前方にはレーダードームと三郡山山頂が見えている。


10:10 三郡山山頂。10:45発。
 山頂の温度は28℃。心地よい風が吹いている。今日は空気が澄んでいて、脊振山地や博多湾、古処山〜馬見山、遠くは福智山や英彦山、耳納連山が綺麗に見えている。山頂では男女のペアがくつろいでいた。写真を撮ったり、景色を眺めたり、汗を乾かしたりしながらゆっくりと過ごして下山にかかる。

下山コースは前回登ってきた「三郡山直行コース」を確認しながら降ろうと思う。
山頂から東へ降り、フェンスの横を通って車道に出る。車道を5分ほど降ると電波塔の建物のところで、右側にカーブミラーがあり、近くに標識がある。ここが柚須原への降り口だ。林の中へ入って南へ降って行く。やがて窪んだ登山道を水が流れ、左から降る小沢を渡ると、ロープの急下降となる。急坂を下ると沢に出る。


11:10 沢。11:15発。
 沢の上流は狭い谷で小滝が連なっている。沢を渡って右岸を降って行くが、道は険しく、ロープを張ってあるところもある。左岸へ渡った所に「ろの窯場跡」がある。この谷の窯場跡には「いろは」順に名前がつけてあるようだ。ここから左岸を降って行くが、左側は岩壁になっているところもある。「ろの窯場跡」から7分で「いの窯場跡」がある。窯場の下で枝沢を渡り、さらに、沢の右岸へと渡る。5分程降って左岸へ渡ると「天の泉・頭巾山」への分岐がある。


11:40 天の泉/頭巾山コース・三郡山直行コース分岐。11:45発。
 今朝は、ここから天の泉・頭巾山方面へ向かった。これでなんとなく柚須原コースの全体が見えてきた。崩壊地を渡り、奥の滝/仏頂山分岐を過ぎ、途中、沢を渡るところで昼飯休憩にする。


12:00 昼飯休憩。12:30発。
 昼飯を食べて出発。段々小渕を過ぎ、「尾根コース」の分岐から「尾根コース」へ入る。尾根の西斜面を降って行く。沢は右下の方へ離れて行く。ヒノキの植林帯に出あうとジグザグに降り、「渓流コース」と合流する。
「尾根コース」に入って約7分である。「渓流コース」より歩きやすく、雨の日などはこちらを歩いた方がよさそうだ。「渓流コース」と合流するとすぐに林道終点にでて、あとは車を止めてあるところまで林道を歩いて降る。途中で堰堤に立ち寄って水溜りを覗くと小魚が沢山泳いでいた。なかには比較的大きな魚も数匹いたがこちらの気配を感づいたのか影に隠れてしまった。

13:00 下山。


(感想)
 二日前に柚須原コースのうち「三郡山直行コース」、「天の泉コース」、「仏頂山尾根コース」、「仏頂山谷コース」を歩いた。まだ、歩いていないのは「頭巾山コース」と下部の「尾根コース」だったので、今日はこの二つを歩くのと、「三郡山直行コース」の再確認をして来た。
今日歩いて、このコースの全体が見えてきた。


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