ほっつき歩記放浪記 (三郡山地) 前砥石山
欅谷の支谷から前砥石山の谷へ
(2010年3月22日)

三郡山山頂から朝日が昇った。今日はいつもより早い出発だ。
水害の跡が残る谷の上に橋が見える。これは宇美3号橋で、この上に架かるもうひとつの橋(宇美4号橋)が今日の出発点だ。
宇美4号橋
橋の左側には堰堤がある。今日はこの堰堤の奥の谷を辿る。
橋の手前から左の林の中へ入ると岩が聳えている。これは尾根の突端である。
岩の下から右へ尾根を回りこんで行くと、尾根の斜面に踏み跡が続いている。右下には渓流が流れている。
踏み跡の脇に大きな木が立っている。下の方は幹が空洞になっている。
渓流へ降りてみると綺麗な小滝が次々と現れる。
岩がゴロゴロしたところを上がっていくと。。。
その上は流木で埋まっていた。ここは谷の出合いで左から谷が合流している。
流木の上に上がるとこんな木が。。。
椎茸のようだがもう古くなっていた。
右の谷を進むと谷が現れる。全部で3段くらいになっていて中段が一番迫力がある。
下段は斜めに緩やかに流れ落ちる。
中段はボリュームのある岩を流れ落ちる。
上段はほぼ垂直に細い流れが落ちている。
行く手には倒木が流れてきて溜まっている。
岩が無ければ綺麗な流れが見られそうだが。。。
倒木を掻い潜って上流へと進む。
谷の右岸に炭焼き窯の跡が現れた。ここも谷の出合いになっている。
炭焼き窯の横には倒木で埋まった谷が続いている。
ひたすら倒木を掻い潜って行く。
倒木に生えたキノコに慰められながら悪戦苦闘の連続だ。
もう一箇所炭焼き窯の跡が現れた。古い石組みは城壁のように見える。
右から緩やかに谷が降ってきている。この谷を登って行くと欅谷Aコースに出るようだ。
今日一番の倒木群にぶち当たった。
倒木を避けて左岸の斜面を横切っていくと崩壊地が現れる。この斜面から崩れ落ちた木がさっきの倒木群なのだ。
崩壊地から谷底へ降りると前方に細い滝が見える。
岩の上へ上がると、岩を深くえぐって出来た溝を水が流れ落ちている。天然のウォータースライダーのようだ。
そして、その上には素敵な景色が待っていた。
この辺りは二俣になっていて、右の林の奥を覗くと広い岩の上へ谷が登っている。
左の谷は左岸が絶壁になっていて上の方に一筋の滝が落ちているのが見える。
谷の上部には大きな岩が重なっている。その中のひときわ大きな白い岩を目指して登って行く。
後を振り返ると谷に木漏れ日が影を作って綺麗だ。
谷の向こうには宝満山が見えている。
左の谷の上部は崩壊しているようで白い地肌が見えている。これをそのまま登っていけば内ヶ畑コースに出るようだ。
右の谷は、先ほど見た一筋の滝の上から始まっている。この下に滝が落ちているのだ。
ふたつの谷の間には露岩が連なる尾根が登っている。
曲がりくねった木の下に椿が一輪落ちていた。
右側の谷を辿って縦走路を目指すことにする。この谷は岩盤が露出していて滑りやすい。
谷の源頭部は潅木の林になっていて歩きにくい。林の中を横切る小動物の獣道を辿って稜線へ出る。
縦走路
欅谷Aコースと内ヶ畑コースの中間辺りの鞍部に出た。
縦走路脇にはシロモジの花が咲こうとしている。見頃までもう少しかかりそうだ。
縦走路を前砥石山へ向かう。冬枯れの道はどこまでも続いていた。
前砥石山(805m)
山頂には真新しい標識が立っていた。
前砥石山と砥石山の鞍部の手間から左の谷へ降って行く。
谷の向こうには背振山地が見えている。
眼下には土が盛り上がったようなところが見える。鞍部から降ってきた谷が右から合流しているようだ。後で分かったが、これは尾根の突端の露岩だった。崩れやすいもろい岩で足元でポロポロと崩れる。
スミレの花に癒されながら荒れた谷を降って行く。
杉の倒木が谷をふさいでいるところもある。
滝も倒木がさえぎって全体が見えない。
最後の谷の出合いには土砂が溜まっていた。上部は崩壊しているようだ。
そして、その下には岩が露出した綺麗な流れがある。
これがこの谷一番の景色であるが。。。
すぐ下には堰堤があり、その下には林道が通っている。
ここは、宇美林道14支線が谷を渡るところである。一度綺麗になった林道は再び崩壊したが、今はまた通れるようになっていた。
内ヶ畑Aコース登山口
昭和の森から三郡山を仰ぐ。
昭和の森の桜は5分咲き位か。枝を処理してあったので花が少なくなったようだ。
散った椿も彩を添える。



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