ほっつき歩記山記録 (九州脊梁山地)No.4 | 向坂山・三方山 |
向坂山から三方山往復 |
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(注)この鳥瞰図は「国土地理院のウォッちずで提供されている2万5千分の1地形図」を使用してカシミール3Dで作成したものです。 | |||||||||
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● | ゴボウ畑から向坂山へ 写真 | ||||||||
ゴボウ畑から杉越までは広い整備された道を歩いていく。6月に霧立越を扇山まで往復したときは緑がいっぱいであったが、今日は木々の葉も落ちてしまい落ち葉の上を歩く。 杉越の道標に取り付けられた温度計は−1度を指している。この季節にしては暖かいほうであろうか。杉越から向坂山までは明るい尾根道を登って行く。山頂が近づくと地面がうっすらと白くなってくる。雪が降ったと言うよりは夜間に水蒸気が凍って地面に落ちたといった感じである。向坂山山頂を囲む木々は葉を落としてしまっているので、今日の山頂は明るい。地面は砂糖をまぶしたように白くなっている。カシバル峠を出たとき小川岳の斜面が白くなっていたので樹氷を期待したが、あれはスキー場の降雪機のせいだったのかもしれない。 |
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● | 向坂山から三方山へ 写真 | ||||||||
三方山まで5.6Kmの表示を確認して出発する。山頂からは西のほうへ下っていく。足元で凍った土がガサゴソと音を立てる。10分ほど下ると行く手に三方山と高岳、左手には国見岳の三角形のピークが、南には遠く雲の上に韓国岳と高千穂の峰が頭を出している。木の葉が落ちているので木の間越しに周りの景色が得られる。スズタケは刈られていて快適な道である。ただ、高岳から国見岳までがそうであったようにスズタケの切り株が靴底に刺さる。向坂山から下りきると小さなアップダウンはあるが、ほぼ平坦な道を行く。最初のほうで倒木が何箇所かある。P1529の先で行きも帰りも道を間違えてしまった箇所がある。 樹氷であろうか、国見岳の手前の北側の尾根が白くなっている。ちょうど山池湿原がある辺りだ。この辺は霧が立ちやすいのであろう。P1417の手前で倒木にキノコがたくさん生えていた。帰ってから調べてみるとナメコのようだ。こんなにたくさん生えているのは初めて見た。また、このP1417辺りは稜線近くまで杉林が迫っていて興ざめである。しかも手入れがされていないので不気味な雰囲気である。 このコースの最低鞍部を過ぎると展望の良い岩場がある。南西に国見岳から五勇山、烏帽子岳、白鳥山、時雨岳。南には谷の奥に江代山と市房山が青く浮かんでいる。展望岩からさらに10分ほど行くと、大きな岩が見えてくる。登山道はこの岩の北側を巻いているが、脇に「天女ヶ岩」の表示があった。岩の上に上ってみるとここも景色が良い。東の方には扇山から向坂山までの霧立越の山々と小川岳、黒峰と続く稜線。その向こうに右から祖母傾の山々、九重連山、阿蘇山が見える。時間があればゆっくりしたい場所である。 天女ヶ岩を過ぎ、さらにP1529のピークを過ぎると落ち葉が敷き詰められた広い尾根がある。今日の昼飯は帰りにここで食べようと決め、先を急ぐ。途中、「分水古櫻」と書かれた標識があり、近くにごつごつとした古木が立っていた。櫻の木であろうか。やがて、木の間越しに切剥らしいピークが見えてきた。三方山はまだか・・・ お昼頃、やっと三方山に着いた。5日前に天主山からの帰りに登ったばかりで特に変わりない。 |
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● | スキー場経由で下山 写真 | ||||||||
写真を撮って、エネルゲンとみかんでエネルギーを補給した後、早々に引き返す。P1528の西側の広い尾根で昼飯にした。曇ってきたのでパンとココアで手早く済ませる。ジャムを忘れてきたのでちょっと寂しい昼食だ。 展望岩を過ぎた辺りで国見岳のほうを見ると、国見岳の手前の尾根の北側に霧が立ち込めている。今朝、樹氷が見えたところで、この辺りには「山池湿原」があるはずだ。この霧が湿原を作り、また、樹氷になるのだろう。 向坂山から五ヶ瀬ハイランドスキー場の方へ降りる。スキー場では人口降雪機で作った雪の上でスノーボードをしている人たちが何組かいる。本格的に雪が降るのを待ちきれずにやってきたのであろう。気持ちは分かるがちょっとさびしい景色だ。今年はいつ頃になったら雪が降るのだろうか。スキー場から車道を歩いて午後4時ごろゴボウ畑に着いた。 |
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● | その他 | ||||||||
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