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内ヶ畑からP856西尾根へ周回(2007年4月26日)


 ここしばらく昭和の森から登っていないので、久しぶりに三郡山へ登ることにした。昭和の森の災害復旧工事はひと段落したのか、入口の立ち入り禁止の看板はなくなっていた。今日はマイナーコースを歩こうと思い、登りは「内ヶ畑Bコース」、降りは「P856西尾根コース」を歩いた。


登山コース

昭和の森バンガロー駐車場(9:40) − (10:35)内ヶ畑A/Bコース分岐(10:40) − (11:05)縦走路(11:08) − (11:55)三郡山山頂(12:00) − (12:15)頭巾山・昼飯(12:55) − (13:10)難所ヶ滝コース入口 − (13:13)P856西尾根分岐 − (13:57)三叉路 − (14:23)沢 − (14:56)林道 − (15:15)昭和の森バンガロー駐車場

MAP

昭和の森から縦走路まで
昭和の森バンガロー駐車場 → 内ヶ畑Aコース分岐 → 縦走路

 内ヶ畑コースの登山口は昭和の森から砥石山方面へ向かう林道の入り口付近と林道途中の2箇所にある。この2つの登山口から登るコースは途中で合流して縦走路へと向かう。今日は、林道入口の登山口から北東へ尾根道を辿るBコースを登ることにした。本来の登山口は林道が川を渡って少し行ったところにあるが、今日は真新しい鉄鋼製の堰堤の横を登って登山道に合流した。しばらくは、倒木の処理で切り倒した杉の幹が横たわり、荒れた道が続く。このコースの入口付近には丸い道標が取り付けてある。尾根道をゆっくり約90分で峠に着き、そこから左へ30分で砥石山、右へ45分で三郡山の表示がしてある。峠とは縦走路との合流地点のことであろう。とりあえず、ゆっくり90分歩くことにする。

崩壊地を横切り、すぐに折り返して横切り返すと深く窪んだ尾根道を登って行く。
松葉や落ち葉が深く積もり、朽ちた木の欠片が散乱した荒れた道が続く。林の中にミツバツツジの鮮やかな紫が見えている。ここでしか見なかったので満開になるのはもう少し後であろう。ヒノキ林の尾根を通って、「山歩きはマイペースで、ケガと弁当は自分持ち・・・」の標識を見ると、南から登ってきた尾根に合流する。南の尾根の方には木の枝で通行止めの印がしてある。少し登った所の右側が崩壊していて南東方向に三郡山の山頂が見えている。

ツルシキミの白い花を見ながら登って行くとやがて分岐に着く。分岐点には小さな道標が設置してあり、左(西)へ「(本道)林道経由昭和の森40分」の表示が、右(東)へ「三郡 砥石縦走路」の表示がしてある。また、今日登ってきた方(南)へは「昭和の森40分」の表示がある。登山口からここまで約1時間かかった。(私のホームページでは西へ向かう本道を「内ヶ畑Aコース」、南へ向かう道を「内ヶ畑Bコース」として紹介している。)

分岐から東へ尾根道を辿る。少し行くと細い木の幹に赤テープが3本巻いてある。以前から気になっていたのだが、右の林の中へ道がついているようだ。何処へ向かう道か気になるところであるが、今日はやめておいて、縦走路へ向かって尾根道を登って行く。足元にはスミレや小さなリンドウの花が咲いている。また、林の中にはツルシキミの白い花の塊が見える。最初の分岐から20分程で再び道が分岐していて、分岐点に小さな標識がある。右が三郡山方面、左が砥石山方面になっているが、どちらへ行っても大差ないので左の道を進むと4、5分で縦走路に合流する。合流点にはベンチが2個設置してあり、入口には「昭和の森へ内ヶ畑コース」の表示がある。

(写真:内ヶ畑Bコース入口の標識)


三郡山を経て頭巾山まで
内ヶ畑コース入口 → 三郡山山頂 → 頭巾山(昼飯)

 縦走路へ出ると明るい尾根道が続く。アブラチャンだかダンコウバイだか、いまだに見分けがつかない黄色い花は盛りを過ぎたのかあまり目立たなくなっている。新緑もまだ最盛期には至っていない。欅谷Aコース分岐、内住峡分岐と快適に歩いて行く。793m地点を過ぎて広い斜面の登りに差し掛かるところは登山道脇の林の中にショウジョウバカマの群生地がある。花の時期は終わってみんなうなだれてしまっていたが、一株だけ白い花を咲かせていた。

登山道に大きなシマヘビが横たわっていた。私に気付くと近くの木に器用に登っていった。これからはヘビがうごめきだす季節だが、マムシにだけは遭いたくないものだ。

登山道脇にあるブナの巨木は、まだ葉をつけていない。欅谷Bコース分岐を過ぎて最後の登りに掛かる。林が切れると、後には砥石山と若杉山が重なりあった見慣れた景色が広がる。左手の電波塔のある一角に白い花が見えたので覗いてみる。薄いピンクがかった白い花が咲いているが、もちろん何の花だか分からない。。。

三郡山山頂は相変わらずである。今日は平日なので登山者も少ない。高年の夫婦が降って行ったのと、山頂で双眼鏡を覗いている男性が1人いるだけだ。山頂直下の柵の中では自衛隊の隊員が数名地図を広げて何か話し合っていた。訓練で登ってきたのかと思ったら、近くに自衛隊の車が停めてあった。まさか、三郡山に駐屯地を作るつもりではないだろうな??

時刻はちょうど正午になったところだが、昼飯は頭巾山でとることにして山頂を後にする。頭巾山へ向かう途中にある「天の泉」は涸れてしまっていた。縦走路から少し西へ入ったところに頭巾山山頂がある。林の中の露岩に古びた山頂標識が立てかけてある。山頂の西側のスペースで昼食にする。この辺りは自然林が多いが、まだ充分に葉をつけていない。

(写真:頭巾山辺りの縦走路)


頭巾山からP856西尾根三叉路まで
頭巾山 → 難所ヶ滝コース入口 → P856西尾根三叉路

 昼飯を終えて頭巾山山頂を後にする。最近気になっているのだが、登山道の途中の木の幹や岩にピンクの蛍光塗料がつけてある。夜間歩行の目印にでも付けたのか、小さいが色が目立つのでちょっと気になる。

縦走路は相変わらず快適で、15分程で難所ヶ滝を経由して河原谷へ降る道の分岐に着く。入口に立ててあった立ち入り禁止の看板は取り外されて登山道脇に横たわっている。縦走路を後にして、河原谷方面へ向かう。3分程で難所ヶ滝へ向かう道が左へ降っている。直進方向は木の枝で通行止めがしてあるが、P856西尾根コースはここを直進して尾根通しに降る。

この尾根には石楠花の木が多いが、花芽はほとんどついていない。それでも、季節になると林の中にチラホラと石楠花の花を見ることが出来る。降りにかかると右側に切れ落ちた狭い谷が現れる。谷の両側は切り立った岩になっている。写真を撮りに少し降ってみたが危険なのですぐに引き返す。真ん中が縦に割れた大きな岩の横を降るとヒノキ林の平坦地に着く。

695m地点辺りを過ぎると急坂の連続で、露岩の横をロープに縋りながら降って行く。このコースで一番の難所だ。急坂がひと段落して、少し緩やかになったところで左右へ道が分岐している。

(写真:石楠花の花芽)


P856西尾根三叉路から昭和の森まで
P856西尾根三叉路 → 沢 → 林道 → 昭和の森バンガロー駐車場

 この三叉路も以前から気になっていた場所だ。今日は思い切って右の道(北へ向かう道)を辿ってみようと思う。道と行ってもかすかな踏み跡程度で、斜面を横切ってほぼ水平に延びている。崩れているところも何ヶ所かあり、なんとも心もとない道だ。途中、枝尾根に登り上げたところで赤いテープを見つけて一安心したが、このテープが尾根を降るのか、そのまま斜面を横切って行くのか悩んでしまう。

結局斜面を横切ってそのまま先へ進むことにする。次の尾根を越えると踏み跡は谷へ向かって降って行き、断崖の上に出る。右下に崩れた谷があり、そちらへ降れそうだ。荒れた小谷を降ると幹に赤いテープが2本ずつ2箇所に巻いてある。すぐ先には水量豊富な沢が流れている。この山の沢にしては水が澄んで綺麗だ。顔を洗い、のどを潤してからルートを探す。沢の対岸の斜面には踏み跡はついていないようだ。良く見ると沢の左岸にかすかな踏み跡がついている。この踏み跡を辿ることにする。

荒れた道を10分程降ると右側に堰堤が現れた。堰堤の下には岩の間を水が流れているのが見える。近付いてみるとどうやら滝になっているようだ。左から巻いて滝の下に行ってみると滑らかな岩の間をすべるように落ちる綺麗な滝があった。岩の上を流れているので水が綺麗だ。

踏み跡は割りとしっかりしていたが、突然崩壊した小谷に突き当たり、途切れてしまった。おそらく対岸へ続いているだろうとあてをつけて、対岸へ渡るとかすかな踏み跡が続いている。荒れた杉林の倒木を乗り越えながら進んで行くと林道の終点に出る。この林道は一本松池から河原谷へ向かう林道の途中から分岐しているもので少し行くと右の杉林へ道が降っている。林道をそのまま行くとすぐに河原谷へ向かう林道に出る。右の杉林へ降ると沢を渡り、草ヶ谷ダムの湖畔を通ってバンガローの駐車場へ出る。

(写真:沢の途中で見かけた滝)


あとがき

 今日歩いたコースは、一般の登山者にはあまり歩かれていないコースで、登山道というよりはただの山道である。特にP856西尾根の途中からそれて辿った道は、斜面にかすかに残る踏み跡を辿る道で、何処へ行き着くのかハラハラしながら歩いた。しかし、綺麗な滝にも出会えて少し得した感じであった。
新緑はこれから最盛期を迎えようとしている。ツツジ、シャクナゲと花の季節も到来する。今年のゴールデンウィークは脊梁の山にでも登ろうか。。。。

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