ほっつき歩記山記録 (三郡山地)No.8 前砥石山・砥石山

昭和の森から三郡山地
(内ヶ畑コース)

 欅谷Aコース以外に、昭和の森から三郡山と砥石山の中間辺りの縦走路へ登るコースがあります。このコースは「内ヶ畑コース」と呼ばれているようです。2004年10月7日にこのコースを歩いてきたので紹介します。(その後一部修正してあります。)
このコースの登山口は宇美林道(14支線)沿いに2ヶ所あります。1ヵ所は川を渡ってすぐのところで、右側の植林帯に入っていきますが登山口の標識はありません。もう1ヵ所は林道を砥石山方面へ30分ほど歩いたところにあり、こちらの方は道路脇に小さな標識があります。これら2ヶ所の登山口から登るコースは途中で合流して縦走路へと向かいます。どちらも昭和の森から縦走路まで1時間30分から2時間くらいかかります。
 「昭和の森」のキャンプ場の駐車場から川に向かって進んでいくとバンガローの手前で二俣になります。右は欅谷へ向かう道(宇美林道12支線)で、三郡山、頭巾山の登山口へ向かう道です。左は砥石山方面へ向かう道(宇美林道14支線)で、水害ですっかり荒れてしまった川を横切って左の谷沿いに進んで行きます。「内ヶ畑コース」の登山口は宇美林道14支線沿いにあります。
 川を横切り、林道に入ってすぐのところに「内ヶ畑コース」の一つ目の登山口(内ヶ畑Bコース)があります。登山口の標識はありませんが、通行止めのチェーンを張るための黄色いポールの所から杉林の中へ入る踏み跡が付いています。内ヶ畑Bコースはここから杉林を横切って、欅谷に設置された堰堤の左端を越えて行きます。(写真上の右参照)
今日はこの林道をさらに進み二つ目の登山口(内ヶ畑Aコース)から登り、ここの登山口へ降ってきました。
林道を少し進むと車止めのゲートがあり、その先に東屋があります。以前は草に囲まれて使えない状態でしたが、災害復旧工事が始まってから作業の資材置き場に使うためにきれいにしたようです。
内ヶ畑Bコース登山口
東屋
 宇美林道14支線はバンガロー横の川から北東へ延びる谷沿いを通っています。この谷も水害で荒れてしまい、堰堤工事などで時折トラックが通ったりします。林道が左岸から右岸へ渡るところには大きなコンクリートの堰堤があります。川を渡って右岸の杉林の中を登って行き、今度は右岸から左岸へ渡るところにも新しくできた堰堤があります。こちらの方はコンクリートではなく大きな鉄鋼製のパイプでできています(スリット型と言う種類だそうです)。
 林道を30分ほど歩いたところに道路の左側の崖を工事した箇所に差し掛かります。ここが「内ヶ畑コース」の二つ目の登山口(内ヶ畑Aコース)で、小さな木の標識が立っています。ちなみに、この林道をさらに進むと峠があって、その近くに砥石山登山口(砥石山直登コース)があります。標識には砥石山まで約80分の表示がありました。
「内ヶ畑Aコース」はここから右の斜面に取付きますが、入口辺りは急でロープが設置してあります。
 このコースの下部の方はヒノキの植林帯です。登山口から20分ほど登ると分岐があり、右へ尾根道が降っています。これは林道の入口にあった登山口へ降る道(内ヶ畑Bコース)です。標識によると今日登って来た方が本道のようです。どちらのコースを取っても40分から50分で昭和の森へ降ることができます。
さらに進むと平坦な尾根上の道となり、木の幹に赤いテープ3本の目印があります。右下の方を良く見ると林の入口に赤テープ2本の目印があり、林の中へ踏み跡が続いています。おそらく欅谷へ降る道だと思いますがいつか調査して見ましょう。また、この辺りはヒノキの幹に黄色いペンキで印がしてありますが登山道の表示ではないようなので注意してください。
 このコース上には所々に写真のような標識が取り付けてあります。番号札は縦走路側から1から順番に付けられていますが途中で怪しくなっている箇所もあります。
コースの中ほどを過ぎると自然林に変わります。枯れ木にはキノコなども見られます。
 縦走路が近づいてくるともう1ヵ所分岐があります。左が砥石山方面、右は三郡山方面の表示があります。どちらを行っても5分ほどで縦走路へ出ます。
 縦走路から「内ヶ畑コース」への入口です。左は砥石山側の入口で、こちらにはベンチと標識があります。右側は三郡山側の入口で、現在は木の枝で通行止めの印がしてありますが、辺りの木には目実氏のテープが沢山つけてあります。砥石山方面の入口から50mほど三郡山側へ行ったところです。どちらから入っても大差ありません。ここから一番近い山頂は前砥石山で、砥石山方面へ20分程で山頂に着きます。三郡山へは50分も見ておけばよいでしょう。
砥石山側の入口
三郡山側の入口
 降りは途中の分岐から左へ入り、宇美林道の入口にある登山口へ向かいます。この道は尾根道でヒノキの人工林と自然林が混在しています。この日はほんの少しだけ紅葉が見られました。
 途中で登山道の左側が大きく崩壊している箇所があります。三郡山地ではこのような崩壊地があちこちにできていて、大きなものは遠くからも見え、まるで爪で引っかいたようです。
 崩壊地から頭巾山を望むと頭巾山の尾根でも大規模な崩壊が起きており、崩壊地の上部では災害防止のための工事が行われていました。登山道の途中には倒木が散乱していましたが、歩くのに大して支障はありませんでした。
下の方で二箇所ほど崩壊地を横切るところがあります。雨の日などは充分注意する必要があります。
 尾根を降りきったところに丸い表示板があります。峠と書かれているところが縦走路です。
ここから杉林を横切って行くと宇美林道14支線の入口付近に出ます。縦走路から約1時間かかりました。
※現在はこの標識はありません。また、林道へ降りつく場所も少し手前になっています。
 復旧工事を終えた川を渡ってバンガロー下の駐車場に到着です。ここの駐車場にはトイレがあります。また、このすぐ下にも駐車場があります。
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