ほっつき歩記山記録 (三郡山地)No.6 仏頂山・宝満山

昭和の森から三郡山地
(宇美(猫目)新道コース)

 昭和の森から仏頂山へ延びる尾根を登るコースで、約2時間で仏頂山近くの縦走路に出ます。途中で太宰府方面から登ってきた「うさぎ道」に合流し、さらに河原谷からの登山道が合流します。このコースは宇美新道とか猫目新道とか呼ばれています。
昭和の森入口のゲートから河原谷方面へ向かう林道を20分程行くと、右に大きな石が幾つか並んでいるところで対岸の林の中を舗装路が延びています。この舗装路は災害復旧工事を行うために作られた作業道で、ヒノキ林の中を鎌ヶ谷池まで続いています。以前は沢を埋めて作業道が作られていましたが、現在は沢の部分は途切れているので、一旦沢へ降って渡る必要があります。ちなみに沢の上を横切っているのは水路です。
作業道を進むと池に突き当たります。この池は「鎌ヶ谷池」といって、かつては、綺麗な水を湛えた林に囲まれた池でした。2003年の水害で荒れてしまいましたが、現在は復旧工事が終了して、再びきれいな水を湛えています。登山道は池の手前から左の林の中へ入っていきます。以前は小さな沢沿いの薄暗い道を登っていたのですが、今はすっかり明るくなりブッシュ化が進んだ沢を何度か渡り返しながら登って行きます。
工事中の鎌ヶ谷池
現在の鎌ヶ谷池
登山道入口
尾根取付き地点までは荒れた沢を進む
沢を登って行くと小さな滝に突き当たります。登山道はこの滝の手前で沢から離れ、右の尾根へ上っていきます。(左下の写真。)
登り口付近は急登でロープが設置してあります。
以前はこの沢をもっと上まで遡ってから尾根に出ていました。滝の上にケルンが積んであったので、今もいけるのかもしれません。

尾根に取り付くと急登が続き、右や左からいくつかの尾根をあわせながら登っていきます。標高430m辺りには小さなベンチがふたつあります(写真左上)。ここから南へ方向を変え、さらに登ると三角点の補点があります(写真右上)。この辺りから西へ降る道がついていて、赤いテープが見えますが、どこへ降る道かは分かりません。登山道は南東へ尾根を登っていきます。登り上げたところにはベンチが2つあります(写真左下)。さらに進むと右側に崩壊地があり、木の間から太宰府方面の景色が得られます(写真右下)。左の谷も崩壊していて、谷の突き当りから南へ尾根を辿るとP599に着きます。ここはうさぎ道との合流点です。
このコースは途中でいくつかの登山道と合流します。
まずは右側から有智山城登山口から登ってきた通称「うさぎ道」と呼ばれている登山道が合流します。道標には「有智山城登山口」と書いてありますが、道の左側の木に「うさぎ道」と書いた小さな板が下がっています。この登山道は下部で有智山城跡方面、竈門神社方面に分岐しています。
ここから上部は「うさぎ道コース」と呼ばれています。
うさぎ道との合流点から少し行ったところで、今度は左側から河原谷からの登山道が合流します。ここは右へ急坂を登って行き、左から登ってくる尾根と合流します。この尾根にも道がついていて、この道を降ると先ほど合流した河原谷からの道にぶつかります。最近はこちらの方が良く歩かれているようです。さらに少し先でも河原谷からの登山道と合流します。
急坂をジグザグに登って行くと東西へ延びる明るい尾根上に出ます(写真左)。この尾根を東へ少し行くと今度は仏頂山の山頂から降ってくる尾根の北側、さらには東側へ回り込みながら登って行き、最後に南側へと尾根を乗り越します(写真右)。
尾根を乗り越すと南西側を緩やかにトラバースしていきます。大きな杉の木が見えてくると縦走路まであとわずかです。縦走路の手前で登山道は左へ踏み跡が付いています。これは仏頂山の北側を巻いて従走路へ向かう道です。右へ行くとすぐに縦走路へ出ます。
(右の写真は分岐を右へ行ってから振り返って撮ったもので、左側が今日登ってきた宇美からの登山道、右側が仏頂山の巻き道です。)
縦走路へ出ると右が宝満山へ、左が仏頂山を経て三郡山方面へ行くことができます。九州自然歩道として整備されているので快適な道が続きます。ここから宝満山までは15分ほどです。
縦走路への出口です。右が宝満山、左が三郡山方面です。
縦走路側から見たうさぎ道、宇美新道の入口です。最近、やたらと標識が増えました。
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