ほっつき歩記山記録 (三郡山地)No.10 頭巾山・仏頂山

昭和の森から三郡山地
(P856西尾根コース(仮称))

 「昭和の森」から河原谷へ向かう途中で左の尾根へ取り付き、P695を越えて「難所ヶ滝コース」に合流し、P856の近くの縦走路に出るルートがあります。コース上には赤テープが付けられ、急斜面にはロープも張られていますが、きちんと整備されたルートではなく、林の中を両手を使ってよじ登って行くようなところが多いコースです。一般向けのコースではないので、初心者は経験を積んでからバリエーションルートとして使用するのが良いでしょう。「昭和の森」から縦走路まで2時間半も見ておけばよいでしょう。

※河原谷の林道と草ヶ谷(だごしゃん道)方面からの林道が合流する三叉路辺りから南東へ登っている尾根にもルートがあります。このルートは標高500m付近で河原谷から登ってきたルートと合流しています。このルートは本来のルートに比べて傾斜が緩やかですが、まだ踏み跡が明瞭ではありません。ここを利用する場合はとにかく尾根を忠実に辿ることが大切です。
 一本松池の上を通る林道を河原谷方面へ曲がると、右の谷はダムでも作るのか大規模な工事を行っています。林道を終点まで進み、堰堤の横から山道に入りますが、少し行ったところで川から離れて左へ廻り込むところがあります。この辺りの左側を注意しながら進むと木の枝に赤いテープが巻いてあるのが見えます。ここがこのルートの入口です。入口には木の枝で通行止めの印がしてあり、側にケルンが積んであります。入口から尾根に取り付き、林の中の急登を木につかまりながら登っていきます。
 落ち葉の積もった急坂を喘ぎながら登ると、やがて左の谷の突き当たりに崩壊地が見えてきます。ここで右へ回り込み、右からの尾根をあわせて窪んだ落ち葉の積もった道を行きす。崩壊地辺りからは博多湾辺りの景色が見えます。
 このコースの途中には、数字を書いた番号札等があちこちに掛けられています。番号札は上に行くほど数字が減っていきます。
 途中には窪んだ箇所もあり、以前ここに道があったことが伺えます。左から尾根が合流して傾斜が緩やかになったあたりに左右へ踏み跡が付いています。両方の道がどこへ向かっているのか分かりませんが、ここは真ん中の道を登っていきます。
 再び傾斜が急になり岩が目立ち始めると、左側には大きな岩が連なり、猛烈な登りが待ち受けています。細いロープが設置してありますが、両手両足をフルに使って登っていきます。この急坂を登りながら降りには使いたくないルートだと思いました。
 急坂を過ぎ、ややなだらかになってくると「山道」と書いた木の札が下がっていました。確かに「山道」です! P695辺りからはヒノキの植林帯になり、なだらかな尾根道が続きます。枝打もしてあり明るい尾根なので、ここで一息入れると良いでしょう。
 ヒノキの植林帯を過ぎると、また、急登になり、大きな岩が現れます。岩を左から巻いて登っていきます。
 尾根の途中に石楠花が多く見られるところがあります。花芽もついていたので、来年の開花期にもう一度訪れたいと思います。この辺りは左が岩場になっており、岩の間を谷が切れ落ちています。
 最後の登りを終えて少し降ると、木の枝で通行止めの印をしているのが見えてきます。ここが「難所ヶ滝コース」との合流点です。直進すると5、6分で三郡山縦走路のP856辺りへ出ます。右へ曲がると15分程で難所ヶ滝を経て河原谷へ出ます。
 河原谷の林道と草ヶ谷(だごしゃん道)方面からの林道が合流する三叉路辺りからP856西尾根への取り付き地点。矢印の先の林の中に右下の写真のような標識が下がっていました。ここから登りにくいときは河原谷への林道を少し進んでから左手前へ斜面を登って尾根へ出るとよいかもしれません。
※このルートは一般登山道ではありません。

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