ほっつき歩記山記録　（昭和の森）No.２

欅谷

昭和の森 欅谷Ａコースの状況

登山日：２００４年５月６日（晴れ） 　福岡県糟屋郡宇美町の「昭和の森」は、２００３年７月１９日の集中豪雨でいたる所崩壊してしまい、現在、復旧工事が行われている。「昭和の森」からは砥石山、三郡山、頭巾山、仏頂山、宝満山と続く稜線上の縦走路への登山道が何コースかある。今日は、そのうち最も被害が大きかった「欅谷コース」のうち「欅谷Ａコース」の状況を調べに行ってきた。 　被害の様子はバンガロー横の正楽河川プールがあった辺りを見れば分かると思うが、まことに凄まじいものである。かつて家族連れでバーベキューをしていた広場や、子供たちが泳いでいたプールは跡形もなく、大きな岩や流木で埋め尽くされている。現在のところ、欅谷Ｂコース入口の、かつて東屋があった辺りまでは歩いていける程度には復旧している。以前、縦走路から欅谷Ｂコースを降ったことがある。谷筋の登山道はズタズタに崩壊していたが、何とか歩ける程度の踏み跡は付いていた。 　欅谷Ａコースは、Ｂコースの東屋があった辺りの橋が流されたままになっているため、足を踏み入れずにいたが、今日、思い切って様子を見に行ってきた。とにかく、谷の大小にかかわらず崩壊しており、大きな石や流木が散乱している。それでも何とか歩けないことはなく、そのまま三郡山に登り、頭巾山コースを降ってきた。 ※２００５年４月２４日現在、Ａコースへ向かう橋は新しく架け替えられている。しかし、危険であることに変わりはなく、特に悪天時や大雨の後は絶対に通ってはいけない。また、工事のためにトラックなどの出入りが激しいので注意が必要である。 （追加情報） 　　三郡山の山頂標識が新しくなっていました。

（注）この地図は「国土地理院のウォッちずで提供されている２万５千分の１地形図」を使用してカシミール３Dで作成したものです。

�@正楽河川プールがあった辺り 　昭和の森入口のゲートから１０分程行った所にバンガローが建ち並んでいる。その左側には、以前、正楽河川プールなどがあり憩いの場になっていたが、今はこのとおり、岩や流木がゴロゴロとした河川になってしまった。 �A頭巾山登山口辺り 　バンガローを過ぎた辺りに頭巾山登山口がある。頭巾山へはここから右の登山道へ入って行く。林道を直進すると欅谷コースへと向かう。林道は欅谷Ｂコースの入口までは、歩ける程度には復旧している。 �B欅谷Ｂコース入口への途中 　頭巾山登山口から少し行った所で小さな谷を横切るが、この谷も崩壊して鉄骨で作られた堰堤がボロボロになっている。 �C欅谷Ｂコース入口への途中 　欅谷Ｂコース入口へ向かう林道で、最後に谷を渡る場所は崩壊がひどかったが、現在、工事中で谷を渡る道は歩けるようになっていた。 �D欅谷Ｂコース入口辺り 　欅谷Ｂコース入口にあった東屋は跡形もなくなっている。欅谷Ｂコースはこの谷の左岸沿いに登って行く。 欅谷Ｂコースの東屋のちかくには欅谷Ａコースへ向かう橋があったが、この橋も流されてしまい、まだ復旧されていない。欅谷Ａコースへ向かうには川へ一旦降り、対岸を登らなければならない。 川を渡った先は手付かずの状態で、林道には流木が放置されたままになっている。 �E欅谷Ａコースへ向かう林道 　欅谷Ａコースへ向かう林道は何ヶ所か崩壊している。また、落石の危険もあるので注意が必要である。 �F欅谷Ａコース尾根への取り付き地点辺り 　林道終点辺りも崩壊しており、ここから左の崩壊した谷を横切って尾根へ登る道に取り付く。 �G欅谷Ａコースの尾根へ登る途中 　林道終点から山道へ入り、尾根に向かって登るが、この途中にも一箇所崩壊しているところがある。 ●その他 　三郡山の山頂標識が新しくなっていました。今度の標識も大きくて立派です。古い標識は山頂の近くの岩の上においてありました。 新しい標識 古い標識

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