鳥追峠から宝満山の南斜面を登り、キャンプ場へ向かう道は「かもしか道」と呼ばれています。この道は途中で上部を通る新道と下部を通る旧道に分かれていて、どちらも最終的には大谷尾根道に合流します。大谷尾根道に合流する手前にも旧道と新道を結ぶ道が南北に通っていて、この道の途中から西の林の中へ入った所には巨岩の塊があり、その裏側へ降ったところに大南窟があります。 |
大南窟への登り口
かもしか旧道と新道を結ぶ登山道の途中にあります。標識等は無く、この岩の横からかすかに踏み跡があります。踏み跡は杉の葉に埋もれていますが、かつては石段があったような形跡も見られます。
 |
杉林の急坂を登って行くと舟形の岩があります。この先に巨岩の絶壁が聳えています。
 |
絶壁の隙間には明らかに人が作った石組みが見られます。また、左下の平たい岩の上にも人工的な石の跡が見られます。
 |
絶壁の隙間にある石組み。
 |
岩の上にある石組み。カマドのようにも見えます。
 |
絶壁を右から回り込むと縦に割れた巨岩の塊があります。
 |
巨岩の下部は壇状になっていて、そこにも石組みがあります。
 |
左側の窪みから巨岩の上に登ることが出来ます。
 |
巨岩の上からは大根地山、馬見三山、英彦山などが見えます。
 |
また、右手遠くには耳納連山が見えます。
 |
大南窟
巨岩の基部から右下へ降ると、岩の下に窟があります。これが大南窟です。
 |
大南窟は立ったままで入ることが出来るくらい広く、中は暗闇です。
 |
中へ入ると、左手に何かを祀った壇があります。
 |
バサバサと羽音がしたので適当にフラッシュをたいてみると蝙蝠が写っていました。
 |