秋の三群山地(2007年11月8日) → 写真集

修理に出していたカメラが戻ってきた。CCDが悪くなっていたようで保障期間が過ぎていたのに無償で交換してくれた。先週末、英彦山へ出かけた時は古いカメラを持っていったが、電池がもたなくて写真を撮れなかった。そこで、カメラのテストも兼ねて三郡山地へ登ることにした。
登山コース
昭和の森(9:10) − (11:47)三郡山(11:57) − (12:17)頭巾山(12:35) − (13:07)仏頂山 − (13:42)遠望の岩(14:00)
− (14:30)宝満山(14:40) − (14:55)釜蓋窟(15:05) − (15:35)河原谷 − (16:10)昭和の森
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昭和の森 −(内ヶ畑コースBコース)− 縦走路 − 三郡山 − 頭巾山 − 仏頂山 −(羅漢巡り)− 遠望の岩 −(羅漢巡り)− 宝満山 −(うさぎ道)− 河原谷 − 昭和の森
昭和の森では朝早くから草刈作業をを行っていた。上のバンガローの駐車場に車を停めて出発する。駐車場横のトイレをおばちゃんが掃除していた。ここのトイレは汲み取り式でチョッと臭うが、いつもきれいにしてある。
何処から登ろうか最後まで迷ったが、なるべく長い距離を歩きたいので内ヶ畑Bコースを登ることにする。欅谷を横切る林道から堰堤の横に取付き、堰堤を越えて登山道へ入る。杉林へ入ると杉の木に取り付けた丸い標識が見えてくる。崩壊地を横切り、すぐに左へ折り返してもう一度同じ崩壊地を横切って尾根へ上がる。左側は杉やヒノキの植林帯で右側は自然林になっている。尾根道は所々深く窪んでいて倒木が横たわっている所もある。
南から上ってきた尾根と合流すると右側が崩壊している箇所を通る。ここからは、三郡山や頭巾山、宝満山が見える。まだ、逆光の中にシルエットを見せているだけで山肌は見えない。チラホラと色付いた木の葉やツルシキミの赤い実を眺めながらひたすら登って行く。両側から木の葉が煩い狭い道を抜け、植林帯に入るとやがて分岐に着く。左から内ヶ畑Aコース(宇美林道の途中に登山口がある)が合流してここからは東へ登って行く。植林帯から自然林へと変わり、落ち葉の道をカサカサと歩いて行く。紅葉はまだ色付き初めで、緑の葉が黄色へ変わろうとしているところだが、たまに、鮮やかな赤い葉も見えている。
三郡山方面と砥石山方面への分岐を砥石山方面へ進む。ここの分岐はどちらへ行っても大した違いは無いが、砥石山方面への道の方がしっかりとしている。道が平坦になると、すぐに縦走路に出る。縦走路の内ヶ畑コース入口には小さな標識とベンチが2つある。昭和の森からここまで約1時間40分かかった。少し休憩して三郡山を目指す。欅谷Aコース入口を過ぎて少し登って行くと露岩の小ピークがある。岩の上から三郡山方面を見ると山頂付近はガスがかかっている。
内住峡分岐を過ぎ、ブナの巨木、欅谷Bコース入口と過ぎて、三郡山山頂への最後の登りにかかる。山頂手前の反射板の所から頭巾山の北斜面を眺めると、緑の中に点々と紅葉が散らばっていて綺麗だ。三郡山山頂には中高年の男性が2、3人休憩していた。皆、単独で歩いているようだ。私もそうだが、最近は1人で歩いている人が多い。一見、寂しそうに見えるが、マイペースで1人気ままに歩くのはとても楽しいものだ。休憩の時にチョッと言葉を交わしたり、情報交換する程度でいいのである。三郡山から頭巾山の間が一番紅葉しているように見える。山頂にあった立派な山頂標識はいつの頃からか無くなってしまった。
昼飯時だが、山頂を後にして頭巾山へと向かう。私にとって一番落ち着く昼食場所は頭巾山山頂である。山頂から昭和の森方面へチョッと行ったところの左側に狭いスペースがある。時間が合えば、大抵ここで昼飯にする。今日は、朝からおにぎりを握ってきた。チキンラーメンと一緒に食べるつもりだったが、なんと、ガスコンロを忘れてきてしまった。ボンベとコッヘルは持ってきていたが、コンロは車に積んでいたのでザックに入れるのを忘れてしまったのだ。いつもは、小さなバーナーの部分だけをコッヘルの中に入れているのに、今日はそれも置いてきてしまった。仕方なく、おにぎりと水で食事を終え、トットと出発する。
頭巾山山頂から縦走路へ戻り、宝満山を目指す。難所ヶ滝分岐、大岩、河原谷分岐、長崎鼻、八葉と過ぎて、仏頂山に着く。山頂の祠の中には新しい上人像が変わらず鎮座している。祠の側のグミの木に小さな実がなっていた。食べてみると甘酸っぱくておいしい。本導寺分岐、うさぎ道分岐と過ぎて宝満山山頂の手前の縦走路の右側の小ピークへ立ち寄る。ここにはお経を書いた卒塔婆のようなものが立ててあって、その前に新聞紙を敷いてお茶を入れたカミコップと紙皿が置いてあった。さらに奥へ行くと見晴らしの良い岩の上に出る。眼下に「羅漢巡り」の途中にある「遠望の岩」が見えている。右側には仏頂山の西斜面の紅葉が美しい。この場所は春にはつつじが咲き、隠れた絶景ポイントだ。
宝満山の山頂へは行かずに、稚児落しの下を通って羅漢巡りコースへ入る。岩壁の横をグングン降って行く。途中には岩屋や鎖場、苔むした岩の谷があり、所々に崩れた羅漢さまが祀ってある。廃仏毀釈で壊された羅漢さまを谷から拾い上げて祀ったそうで、どれも首が取れてしまっている。左側の岩棚に9体の羅漢さまが祀ってある場所に着くと、その右側に今日の目的地の「遠望の岩」がある。今日はここから仏頂山と宝満山の紅葉を楽しもうと思う。遠望の岩の前の羅漢さまはどれも首が無い。1体だけかろうじて顔の半分が残っているが、とても怨めしそうだ。暗いうちは通りたくない所だ。遠望の岩の右下にも羅漢さまが何体かあって、ここのは何故か壊されていない。おそらく、ここに羅漢さまがあることに気付かなかったのであろう。
遠望の岩に上がると背後には岩峰が聳えている。その左には仏頂山の紅葉した斜面が美しい。うさぎ道が通っている尾根の向こう側には砥石山と若杉山が見え、眼下には宇美町から博多湾へと続く市街地が広がっている。何時までものんびりとしていたいところであるが、これから宝満山山頂まで登り返さなければいけないし、時間も押しているので写真を撮って出発する。
来た道を登り返して、宝満山山頂に着く。時間が遅いせいか登山者は1人しかいない。上宮にお参りして帰途に着く。縦走路を引き返して仏頂山山頂の手前でうさぎ道へ入る。最近、この道を通るたびに釜蓋窟へ立ち寄っている。今日は時間が遅いのでどうしようか迷ったが、やはり立ち寄ることにする。途中から左の林の中へ尾根を降っていくと。岩に突き当たる。これが釜蓋窟の岩塊で文字と七個の凡字の跡が残っている。窟は岩の左下にあり、石で組んだ祭壇の上に崩れた仏像が一体祀られている。岩の上に登ると木の枝の隙間から宝満山山頂の上宮が見える。岩の周りはカエデが綺麗に紅葉している。岩の上から写真を撮ってからうさぎ道へ戻り、途中から河原谷へ降って昭和の森へと帰りついた。
(写真:遠望の岩から宝満山の紅葉)
あとがき
三郡山地は植林帯や常緑樹が多く紅葉も今一だが、それでも縦走路や頭巾山、仏頂山の斜面では綺麗に色付いた木々を見ることが出来る。これからの季節は、冬枯れの縦走路を木漏れ日を浴びながら歩くのもいいものだ。。。
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