| ほっつき歩記山記録 (九重連山)No.4 | 大船山 |
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大船東尾根からガラン台へ周回 |
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| (注)この鳥瞰図は「国土地理院のウォッちずで提供されている2万5千分の1地形図」を使用してカシミール3Dで作成したものです。 | |||||||||
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| 大船山には過去2回登ったことがあるが、いずれも夏場で、ミヤマキリシマの時期や、紅葉の時期には登ったことがない。山頂にある御池の紅葉を一度見てみたいと常々思っていたが、紅葉の時期は登山者が多そうなので敬遠していた。しかし、良く考えてみると登山者が多いのは坊がつる側からであり、東側からはそれほど多くないかもしれない。 東側のコースを検討していて、HPで東尾根コースというのを見つけた。このコースだと東尾根コースから登りガラン台へ降る周回コースを計画できる。 |
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| ● | 前日 写真 | ||||||||
| 前日に登山口の近くに一泊することにして、有氏から牧道へ入って行く。まずは、登山届けの箱が設置してある三叉路から左へ入り、ガラン台方面へ車で行ってみる。舗装された道路は真直ぐ登って行き、左へ大きくカーブするとゲートに突き当たった。ゲートには「放牧中」の札が掛かっており、施錠してあった。 三叉路まで戻り、車を停めて、今度は今水登山口方面へ歩いて行ってみる。すぐに右から林道が合流し、しばらく行くと道路に黄色いペンキで「炭酸水」と書いてある。道路の右側へ歩道が降っており、入口に「今水炭酸泉」の表示がある。降ってみると岩の下からパイプが2本突き出ていて、水が流れていた。炭酸水だ。傍に「水神様祝詞 オンバロダヤ ソワカ 三回唱える」と書いた札が立っている。祝詞を三回唱えて飲んでみるとそれほど強くはないが炭酸水の味がする。しかし、あまり旨いものではないので、飲み水としては使わないことにした。 林道はやがて舗装が終わり、急に狭くなっている。正面には黒岳が大きく見える。手前に車を停めるスペースがあるので今日はここでテントを張って泊まることにした。林道をさらに進むと1ヵ所崩壊地があり、倒木が散乱している箇所がある。崩壊地を乗り越えて草の茂る林道を進むと今水登山口に着く。舗装路終点から約10分かかった。登山口の標識には「黒岳(風穴)」の表示はあるが大船山の表示は無い。 林道はさらに奥まで進んでいるので終点まで行ってみることにした。左前方には夕日を浴びた黒岳が大きく迫ってくる。林道の終点は1/25,000の地図に記載されている終点とほぼ一致していた。終点は広場になっており、絶好の駐車ポイントであるが、ここまで車で来ることはできない。残念である。 舗装が切れる辺りの道路脇にテントを張って寝たが、夜は風が強くてかなり冷え込んだ。それに、風がこのまま止まなければ明日は登れないかもしれないと気になって、なかなか寝むれなかった。 |
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| ● | 東尾根を登る 写真 | ||||||||
| 翌日の朝方、風が止んで絶好の登山日和となった。午前7時5分に出発する。今水登山口に着いたときストックの先が無いのに気がついた。途中で抜けてしまったのだ。探しながら駐車ポイントまで引き返したが見つからなかったので、予備のストックと交換して午前7時30分に再度出発する。ストックの先は途中で見つけることができた。 今水登山口を午前7時42分に出発。林道から登山道に入ってすぐに今度は「大船」の表示がある道標があった。15分ほどで「右上トラバス七里田」と「黒岳・今水」の表示が現れる。右手に荒れた涸れ沢を見ながら登って行くと、鉄条網の柵に突き当たる。登山道は鉄条網が破れたところを通って先へ進んでいる。赤いテープをたどって歩いていくと「ガラン台分岐」に着く。傾斜は緩やかになり、岩と自然林で雰囲気の良い道が続く。やがて、登山道は大きく右へカーブしてあれた杉林を抜け、「岳麓寺分岐」に着く。岳麓寺と反対方向へ「黒岳・風穴」の表示があるが赤テープでバッテンがしてあった。黒岳方面へは登山道を直進する。 岳麓寺分岐から2、3分で「前セリ」に着く。ここが東尾根への登り口である。ここで、風穴へ向かう道と分かれて左へ尾根道を登って行く。右手には黒岳の「天狗」と「高塚」の丸みを帯びた頂が盛り上がっている。前セリから30分程で、大きな木が無くなり潅木帯に入ると、やがて広い原っぱのようなところに出る。正面に赤白のポールが一本立っており、その向こうには大船の山頂部が横たわっている。右手には黒岳が盛り上がり、後方には高原が広がっている。 天候にだまされたのか登山道脇にはミヤマキリシマの花がちらほら咲いていた。 再び林の中に入ると尾根も狭くなり岩が多くなってきた。途中で2枚のシャツが木に引っ掛けてあった。たぶん登山口で先に登って行った登山者が着替えて干して行ったのであろう。帰りにまた着替えるのかも知れない。岩場が多くなり、右手には米窪の縁がわずかに見え、下の方には「鳥居ヶ窪」の草原が見えている。上の方に、色づき始めた木がしがみついた岩峰も見えてきたが、おそらく大船の山頂はまだ見えていないだろう。しばらくして、木に囲まれた狭い空間に出た。何の木であろうか背丈の低い木が一面敷き詰められており赤く染まっている。美しい風景だ。写真を撮っていると、登山口で会った登山者がもう降りてきた。御池の紅葉がいい感じだと教えてくれた。 何ヶ所か平坦なところに出るが、なかなか御池の縁につかない。登山道の周りは潅木で埋め尽くされて歩きづらくなってきた。途中で道が分からなくなり、御池を挟んで山頂とは反対側の岩峰のところに出た。ついでなので岩峰に登ってみると御池を挟んで大船の山頂が見える。山頂には登山者が結構いるようだ。御池の手前側の斜面はきれいに紅葉していてるが、反対側はまったく紅葉していない。方角によって陽の当たり方の関係でこんなにも違うのだろうか。左のほうにも尖った岩峰があり、紅葉が張り付いている。御池の反対側の縁に下りると、今いる岩峰と左手の岩峰がアクセントになり、いい写真が撮れるはずだ。午前11時を過ぎていたのでここで昼食とってから山頂へ行くことにした。コンロで湯を沸かしてコーヒーを入れ、焼いた食パンにジャムを塗って食べる。 1時間少々岩峰で過ごして出発する。潅木に引っ掻かれながら右側へ回って登山道に出る。御池の縁を回り込んで小屋の跡から湖畔に降りると、池を挟んで正面左手にはさっきまで居た岩峰、右手には尖った岩峰があり、一面紅葉に覆われている。ピークはもう少し先のようだがなかなか見事である。池の水も澄んでおり、水面を小さな黒い玉のような虫が走り回っている。風がなければ湖面に写った紅葉が写せるのだが、じっと待つだけの忍耐はない。写真を撮りまくり、山頂へと向かう。 平日にもかかわらず山頂には14、5人の登山者が寛いでいた。今日は空気が澄んでいてかなり遠くまで見通しが利く。九重の山々はもちろんのこと由布岳、祖母山系の山々、阿蘇山、九州山地の山々まで大展望である。また、大分方面には海の向こうに四国の山々もわずかに見えていた。 |
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| ● | ガラン台へ降る 写真 | ||||||||
| 30分程、山頂で写真を撮ったり、展望を楽しんで下山にかかる。降りはガラン台へのコースをとる。山頂から南へ降り、なだらかな広い尾根で山頂に分れを告げて潅木帯へと入って行く。上部は展望も良く何度も足を止めて写真を撮る。祖母・傾の山々が正面に見えている。 登山道は1460m辺りで地図の点線から北側へずれていく。山頂から1時間ほどで「鳥居ヶ窪」に着く。「鳥居ヶ窪」は大船山頂の東側にある窪地で、北側の今日登った東尾根と今降っている尾根に挟まれている。一面ススキと小木で覆われて、草の間にはリンドウが咲いていた。 登山道脇の道標にしたがって岳麓寺方面へ降る。2、3分降ると道の左側に「七里田」と書かれた白い板が落ちていた。板の尖った方が左前方を指している。右側にも踏み跡があるが、倒木の枝に遮られていた。(この後、入山公廟を訪ねたとき、黄色いテープの目印の方へ降って来たらここへ出たので、入山公廟への道であることが分かった。大船から降って来た場合は、ここから入山公廟を訪れ、石段を降っていった方が良かったのだが、まったく反対のルートを回ってしまった。)矢印に従って左前方の道へ向かうと、5分で入山公廟の入口に着く。 入山公廟へは登山道から右へ入って行く。荒れた石段などを登って行くと石の祠がぽつんと立っていた。これか??と思ったがHPなどで見たのと様子が違う。左手へ道が続いているようなのでさらに進んでいくと「入山公廟」と書かれた白い案内板が現れた。左上へ石段を登って行くと、広場に石灯籠が並んでおりその左上に大船をバックに墓石が立っていた。うらやましい限りである。この墓石の南側にも墓のようなものがあったが墓石の字は読めなかった。 入山公の墓から登山道へは、来た方へは戻らず黄色いテープの目印がしてある方へ降ってみた。来た方向とは違うのでちょっと気になったが、すぐに、さっき通った「七里田」の標識が落ちているところに出た。さっき通った道をまた入山公廟入口まで歩く。逆コースをとった方がぜんぜん早かったのだ。 入山公廟入口からは見晴らしの良い場所が続き、途中で「板切」への分岐らしいところを過ぎて、さらに降っていくと「柳ヶ水」と呼ばれている十字路に着く。ここには立派な道標があり、西へ「入山公墓・大船」、東へ「有氏」、北へ「風穴・黒岳」、南へ「岳麓寺」の表示がある。 「柳ヶ水」から10分ほどでガラン台に到着する。ガラン台は大船の登山口になっており、登山届けの箱も設置されている。また、東から登ってきた舗装された牧道がここを通り過ぎて北へと延びている。しかし、放牧中だけなのかどうか定かではないが、この牧道は途中にゲートがあり、車では入れない。 ガラン台から駐車ポイントまで牧道を歩いて行く。舗装路には牛の糞が点々と落ちている。まだ新しいのもあるので今も放牧中のようだ。牧道には途中に2ヶ所ゲートがあり、いずれも鍵がしてあって乗り越えるしかない。ガラン台から約45分で三叉路に着き、さらに10分ほどで駐車ポイントに着いた。 |
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| ● | その他 | ||||||||
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