ほっつき歩記山記録 (九重連山)No.3 立中山・大船山
山行一覧に戻ります 久住高原展望台から大船山往復 九州脊梁山地のMAPに戻ります

登山日 : 2004年7月22日 (晴れ)
コース : 展望台登山口→くたみわかれ→鍋割峠→佐渡窪→鉾立峠→立中山→大船山→坊がつる→鉾立峠→佐渡窪→鍋割峠→くたみわかれ→展望台登山口
登山口 : (久住高原)展望台登山口
 R442から表登山道に入り突き当たりが沢水キャンプ場、その少し手前で右に入る細い舗装路がある。その舗装路に入ってしばらくいくと久住高原展望台がある。車道の右側に駐車場があり、駐車場の下を「くたみわかれ」への登山道が通っている。車道をそのまま進むと行き止まりになっており、突き当りは稲星山への登山口になっている。 
所要時間: 約6時間20分(休憩は含まず) → 詳細

(注)この鳥瞰図は「国土地理院のウォッちずで提供されている2万5千分の1地形図」を使用してカシミール3Dで作成したものです。

 昨日、杉ヶ越から傾山を往復して遅くなったので久住高原で車中泊した。久住高原の朝は爽やかだった。疲れも残っていないようだ。と言うか、最近2、3日後に疲れが出てくる。パンとコーヒーで朝飯を済ませ、辺りをドライブしようと沢水のキャンプ場方面へ向かう。途中で馬が4,5頭放牧されていたので眺めていて長居をしてしまった。

 沢水キャンプ場は表登山道の車道の終点にある。持ち込み天場で2、3組がキャンプしていた。小さなドーム型のテントなので多分山屋であろう。キャンプ場から少し戻り、展望台への細い道へ入って行く。この道の終点は稲星山への登山口になっている。時刻は9:00になっていた。今日は登るつもりは無かったのだが、ここまで来るとムズムズしてくる。出発時間が遅いが夏場なので大丈夫だろうと考え、大船山を往復することにした。


久住高原展望台から大船山往復  写真
 展望台から少し行ったところに車を止めて、展望台まで歩いて戻り、「くたみわかれ」への道に入る。展望台から「くたみわかれ」へ向かう道は舗装された細い道で、ほぼ水平に北東へ向かっている。

 20分ほどで「くたみわかれ」に着いた。右手から納池公園からの道が合流する。鉾立峠への登山道は左手の杉林の中を緩やかに登って行く。鉾立峠まで1.8kmの表示がある辺りから少し傾斜が急になり、ジグザグに登って行く。やがて「鍋割坂」の標柱が現れると10分弱で「鍋割峠」に着く。大きな露岩がある林の中の峠で展望は利かない。

 鍋割峠から5分ほど降ると「佐渡窪」の南端に着く。「佐渡窪」は雨が降ると水溜りができるため木道が敷いてある。しかし、木道が埋まることもあるらしく「雨天時使用路」が設けられている。「佐渡窪」は一面草の原で、左側には白口岳と鳴子山の間の崩壊地が見える。この上には「片ヶ池」と言う小さな池があり、周辺にはオオヤマレンゲが見られる。「佐渡窪」の北端から20分の登りで「鉾立峠」に着く。

 「鉾立峠」はガレた広い峠で、左(南西)に白口岳への急斜面、右(北東)に立中山のなだらかな斜面が延びており、どちらも登山道がついている。また、北には法華院温泉があり、その東に「坊がつる」が広がっている。また、その背後に三俣山が聳えているが、山頂はガスに隠れていた。
以前、「坊がつる」でキャンプして大船山に登ったとき、帰りにここから白口岳へ登ったことがあるが、なんとも強烈な登りであった。峠には登山者が一人休んでいた。昨日、沢水から久住山に登り、夕べは法華院温泉に泊まったそうだ。昨日は9時ごろにはガスは晴れていたそうだが、今日はなかなか晴れない。

 今日は「鉾立峠」から立中山経由で大船山へ登ろうと思う。立中山へは緩やかな登山道が登っているが上部は草に隠れて足元が見えない。しっかりと踏まれてはいるものの、狭いのでちょっと外すとミヤマキリシマの株で脛を打ってしまう。それでも長年の勘で何とか道なりに登って行く。約10分で立中山山頂に着く。山頂は潅木とクサに覆われており、特に長く居たいとは思わないようなところである。

 立中山から大船へ向かって細い道が続くが、やはり草と潅木に隠れており、手も足も引っかき傷だらけになってしまった。一旦、潅木から出ると石ころの道が少しあって、さらに進むと鳴子川の上部に着く。目の前には大船が聳えている。すぐに、今度は林の中へ入り涸れ沢沿いに進むが、沢沿いに進んで行くと道に迷ってしまった。道は、林に入ってすぐに沢からはずれ左の方へ登って行くので注意する必要がある。ここからが本格的な登りである。林に入って20分ほどの登りで「坊がつる」からの道と合流し、さらに約10分で五合目に着く。木に五合目のプレートが掛けてあるだけで何の変哲もないところである。さらに急坂を約30分喘いで、やっと、「段原」に着く。

 「段原」は「米窪」の西の縁にあり、北側には北大船山のピークが盛り上がっていて、その右手に浅い窪地が広がっている。東の「米窪」は深さが200m近くある大きな噴火口跡である。 「段原」を出てすぐに左側に避難小屋がある。10分くらい平坦な道を行き、岩場の急登を10分で大船山山頂に着く。

 時刻は13:29。時間が遅いせいか、山頂には誰も居なかった。大船山は2度目だが、やはり北側にある御池が神秘的でいい。今日もきれいな水をたたえて美しい姿を見せている。御池まで降ろうかどうしようか迷ったが、ちょくちょく来れる所でもないので降ってみることにした。小屋跡から池の縁まで降りてみた。やはり綺麗だ。周りを囲む岩の姿もいい。秋の紅葉の季節はさぞ綺麗なことだろう。

 時間が遅くなったが山頂で昼食を取って14:30に下山にかかる。帰りのコースをどうするか迷ったが、立中山の潅木にうんざりしていたので「坊がつる」に降って、「鉾立峠」を目指すことにした。「段原」まで12,3分。「段原」から「坊がつる」まで約40分かかった。「坊がつる」の炊事棟で水を汲んでいると、中年の女性3人組が大船山の方から降りてきた。高知から来たらしくて、夕べは法華院温泉に泊まり、今日は大船山から「大戸越」を周ってきたらしい。そういえば、「段原」に着いたとき北のほうで声がしていた。これから長者原へ下山するらしい。

 「坊がつる」から法華院温泉のバンガローの間を通り、「鉾立峠」へ向かう。「坊がつる」から25分ほどでそれほどの急坂もなく「鉾立峠」に着いた。立中山経由よりこちらの方が早いようだ。 「鉾立峠」から「佐渡窪」へ降り、「鍋割峠」へと登る。後は「くたみわかれ」まで降るだけである。「くたみわかれ」から展望台までは平坦な道であるが景色もなく長く感じられる。展望台に着いたのは17:50であった。

帰りに筋湯で温泉に入って帰った。筋湯の打たせ湯の板が綺麗になっていた。

その他
  • 今回のコースは登山道も良く踏まれていて特に危険なところも無いが、鉾立峠から立中山を経由するコースは踏み跡が潅木と草で隠れていて歩き辛かった。
  • 出発時間を早めれば、白口岳、稲星山、鳴子山などを絡めて歩くこともできたのに残念であった。
  • 水は坊がつるキャンプ場の炊事棟で得られる。
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